JP-RISSA半期報(2020年7-11月)

会長挨拶

当会が一般社団法人化を実施して、半年ほど経過しようとしておりますが、年明けから始まった世界的なコロナウィルスによる感染拡大の勢いは止まらず、リモートワークがこれまでになく浸透しており、システムの脆弱性を狙ったサイバー攻撃も心配されていますので、情報処理安全確保支援士の活躍が求められていると考えています。

一方でデジタル庁の創設の動き、来年度のDX税制により、今後ますます我が国のデジタル化の流れは加速していくものと考えられます。
デジタルの流れと一体のものとしてセキュリティ確保は重要な課題であるということは議論の余地がありません。
このような状況を踏まえ、情報処理安全確保支援士の認知度の向上と社会への貢献のために当会はより一層の前進を続けたいと考えております。
本年はその一環として、サプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム(SC3)に参画いたしました。中小企業も含めたサプライチェーンでのサイバーセキュリティの確保は我が国にとって非常に重い課題であると認識しておりますので、SC3への参加により、当会がお役に立てるよう皆様と共に力を合わせて参りたいと考えています。

引き続き、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

令和3年1月

一般社団法人情報処理安全確保支援士会
代表理事・会長 山口敏行

活動報告

企画委員会

地域委員会

新型コロナの影響により、地域でのイベントは実現できませんでしたが、8/29 地域交流イベントをオンライン開催し、「コロナ禍から見る各地域のIT模様(セキュリティに限定せず)」をテーマとして、各地域でのテレワーク事情や、公的補助金活用事情、RISS活用アイデアなど、フリーディスカッションを行いました。
また、各地域担当理事会により地域のイベントでJP-RISSAの活動紹介を行うなど、認知度の向上のための活動を行なっています。

事務局

会員管理、各種申請・証明書発行業務に加えて、IPA「令和2年度中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務」に関して、IPAならびに事務局(富士ゼロックス社)からの調査依頼対応ならびに会員向けのアナウンスを実施しました。

  • 技術グループ
    以下作業およびインフラの定期的な維持メンテナンスの実施しました。
    • 事務局のインフラの再構築(ファイルストレージ移行、アカウント移行、メールサーバ移行)
    • インフラ再構築に伴うスタッフアカウントの再発行
    • Webサイトの維持メンテナンス
  • 法務グループ
    理事会における助言、会務活動に必要な法的ドキュメントの作成及びチェック、その他会務活動における一切の法的助言を実施しました。
  • 会計グループ
    任意団体から一般社団法人への資産譲渡を行いました。

渉外委員会

経済産業省および独立行政法人情報処理推進機構との間で、情報処理安全確保支援士制度に関する意見交換を実施しました。
サイバーセキュリティ協議会へ参加しました。
サプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム(SC3)中小企業対策強化WGへ委員を派遣しました。

政策研究委員会

「令和3年度から令和7年度原子力規制委員会ネットワークシステムの構築及び運用・保守業務民間競争入札実施要項(案)に対する意見募集について」に関するパブコメ提出しました。
情報セキュリティスペシャリスト又は情報セキュリティアドミニストレータ合格者と情報処理安全確保支援士が同一の者として扱われている点について、情報処理安全確保支援士が唯一の国家資格であること、更新制度をとっていることを論点として、異なる取り扱いをするべきではないかという要望を提出しました。

特別委員会

中小企業支援特別委員会として、IPA「令和2年度中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務」事務局への提案・提言活動や情報交換、同「SECURITY ACTION普及啓発事業」に関する情報交換を行いました。

広報センター

関係団体等が開催するイベントへの登壇機会創出、共同イベント開催企画等の対応、Twitterなどにより、当会の活動を対外的に発信することにより、事業推進に貢献しました。
対応した主な外部イベント等は下記の通りです。

  • SEC道後2020 ランプセッション
  • Internet Week 2020 後援 他